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薬とカウンセリングについて

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よくあるご質問:薬とカウンセリングについて

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カウンセリング(精神療法)とはどんなことをするのでしょうか?
このクリニックでも精神療法をカウンセリングと呼んでいますが、この二つは本質的な違いがあります。カウンセリングは受容と共感を中心に来談者の自主的な問題解決を達成するために行うものです。精神療法(サイコセラピー)は心理的な病理を治療するために行います。従って、余りよい譬えではないかもしれませんが、カウンセリングは癒し系のマッサージやエステのようなもの、サイコセラピーは外科手術のようなものであるともいえます。精神療法は心の病理という障害の成り立ちや仕組みを熟知して、その病理的な心の動きを修正することを目標にします。外科の手術で、もし臓器の解剖学や病理の知識を持たず、どう手術するのかも知らずに行うとすれば、これは犯罪です。カウンセリングができるセラピストは大勢いても、精神療法ができるセラピストはごく少数です。これは知識と経験と能力を必要とする領域です。私たちのクリニックでの料金が高額なのはそういう能力あるスタッフがいるからです。精神療法の対象とする障害は、神経症、境界性人格障害や自己愛性人格障害などのパーソナリティ障害、摂食障害、解離性障害、PTSDなど、薬物療法では手が届かない障害を対象にしています。
精神療法の目的は患者さんの心の形や仕組み(病理構造)を自分の目に見える形に変換し、自分で問題を取り扱えるようにすることにあります。その方法として明確化、直面化、解釈という操作を繰り返してゆくことになります。
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心の病気に薬が効くということがあるのでしょうか?
意外かもしれませんが、精神障害の大部分は薬物療法が奏功するのです。統合失調症、うつ病、不安障害、社会恐怖、強迫性障害、注意欠陥多動性障害などなど、これらの障害を薬物療法なしで治療することはほとんど不可能です。
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副作用や依存性はありませんか?止められなくなることはありませんか?
どの薬物でも副作用はありますが、精神科・神経科で使う薬ははじめから長期に使うことを前提にして開発されていますので、安全性は風邪薬よりも高いといえるでしょう。生命に危険な副作用は非常に少ないものです。向精神薬の副作用は誰にでも出るというのではなくて、一種の特異反応として出るものです。医師から副作用の説明がありますので、よく聞いてください。定期的に肝機能や血液検査を行っています。副作用ではないかと不安があるときには、直ちに医師に問い合わせてください。
依存性については医師の処方に従って正しく服用している限りは、まず心配ありません。抗うつ剤や抗精神病薬は依存性が本質的にありませんので、耐性が出現せず、離脱症状がありません。したがって、止められなくなる恐れはありません。断薬、怠薬が多いのは依存性がないことも一因です。
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薬を飲むにあたって、どんな注意が必要ですか?
早く治したいなら、医師の処方通りにきちんと服薬することです。薬物は調味料によく似ています。刺身を醤油なしでは食べられませんが、美味しいからといって湯飲み茶碗一杯醤油を飲んだら体をこわします。毎日適正な量を規則正しく服用してください。
精神科の薬は必ずしも白湯で飲まなくても結構です。ジュースやお茶、コーヒーと飲んでも大体は大丈夫です。肝機能障害がない限り、風邪薬や抗生物質と併用しても大丈夫です。ただし、風邪薬は眠気を増やすので注意してください。グレープフルーツは肝臓にある薬の代謝酵素を多く消費してしまいますので、血液中の薬物濃度を高くしてしまうことがあります。注意してください。服薬中はどんな場合でも、アルコールは禁止です。
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