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病気と治療方法

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境界性パーソナリティ障害

見捨てられることは現実に起こっているとは限りません。重要な相手から拒否されたとか、否定されたとか、受け入れられないとか、自分を受け入れたくれないと感じたときに怒り、絶望、抑うつ、空虚感、自暴自棄の感情、寄る辺のない不安、孤立無援感など、見捨てられに関連した破壊的な感情に支配されます。その結果行動化が頻発します。すなわち、リストカットなどの自傷行為、過剰服薬(OD)、衝動的な性交渉(性的逸脱行為)、過食、ストーカーじみたメールの送信や電話、飲酒、無謀運転、自殺の仄めかしや自殺企図などです。人間関係の不安定で依存的な関係を作ってしまい、見捨てられ体験を増やすような悪循環に陥ります。中には見捨てられることを怖れるために、深い人間関係を持たないようにする人もいます。

治療は薬物療法と精神療法の二つです。薬物療法は対症療法ではすが、衝動性の減少と抑うつ状態の改善のためには必要でしょう。中心となるのは精神療法ですが、通常の保険を使った外来診療だけで治療することは難しいと思います。病理的なシステムを修正してゆくには熟練したセラピストによる1回50分程度の精神療法がどうしても必要になります。