レスポンシブウェブサイト作成、グラフィックデザイン、システム開発	株式会社アストラザスタジオ

レスポンシブウェブサイト作成、グラフィックデザイン、システム開発

SSLにしたほうが良い?

アストラザスタジオ 通信 No.7 2021.1.21

ホームページを表示した際、アドレスの隣に「保護されていない通信」「この接続は安全ではありません」などと表示されることがあります。このまま閲覧を続けてよいのか、ためらわせるこうしたメッセージは、このホームページが「SSL」に対応していないことを示しています。今回は、このSSLについて、よくいただくご質問にお答えします。

【目次】

1.SSLってそもそも何?
2.SSL対応サイトの見分け方
3.うちのホームページもSSL対応したほうが良いの?
4.SSL対応するには?


1.SSLってそもそも何?

たとえば、お問合せフォームや購入申し込みなどのフォームから送信した情報が悪意ある第三者に盗まれて悪用されたり、官公庁や金融機関に成りすまして作られたホームページにアクセスしてウイルスに感染してしまったり、インターネットは危険に満ちています。 そこで考え出されたのがSSLです。SSLとはSecure Sockets Layerの略、と言われてもピンときませんね。早い話、閲覧者がホームページから送信した情報を暗号化して、万一盗まれても内容が読めないようにする仕組みのことです。

申込、問合せ、購入などに使われるさまざまなフォームはもちろん、会員専用コーナーなどへのログイン情報の入力など、閲覧者は頻繁に情報を送信します。閲覧者のPCからホームページが格納されているサーバーまでの通信を、暗号化することによって、安全に情報を届けるのがSSLの役割です。また、ウェブサイトが本当に表示されている会社のものか証明する役割もあります。


2.SSLサイトの見分け方

閲覧しているホームページがSSLに対応しているかは、2つのことで判ります。まずは、アドレスです。普通、ホームページのアドレス(URL)は http:// から始まりますが、SSLに対応しているウェブサイトはhttps:// と s が付いています。また、ブラウザのアドレス欄の横に表示されている、i や鍵のマークもSSL対応かどうかを示しています。このマークをクリックすると詳細を見ることができます。

3. うちのホームページもSSL対応したほうが良いの?

SSL非対応でも閲覧はできますし、フォームから送信もできます。SSL対応しなくとも、ホームページの利用で不都合は生じません。しかし、多くの閲覧者は、そのホームページでは、情報漏洩に対する対応を怠っていると感じるでしょう。 もし、閲覧者に安心感と信頼感を持ってもらいたいとお考えでしたら、SSL対応をお勧めします。

個人情報に対する意識が高まる中で、たとえばインターネット通販を利用する際に、SSL非対応のサイトは使わないという閲覧者が増えています。SSLの認知度が高まるにつれ、こうした閲覧者はさらに増加します。

もともとSSLは通信の暗号化が主目的でしたが、近年はもうひとつ大切な役割を果たしています。それは身元保証です。たとえば実在する金融機関そっくりのホームページを使ったフィッシング詐欺が横行しています。ホームページのうわべを見ただけでは、それが本物なのか誰かが成りすましているのか判りません。SSLに対応すると、それが判るようになるのです。

SSLを使った通信では、SSL証明書とよばれる署名データを使います。このデータには登録されたホームページオーナーの情報が必須です。ホームページを運営するのが誰なのか、SSL証明書を見れば確認できるのです。

以前は、個人情報を入力するフォームの画面だけにSSLを実装するケースが多かったのですが、近年ではホームページ運営元の信頼感を高めるために、フォームに限らずすべての画面をSSLに対応させるようになりました。上記のSSL証明書を発行するためには、認証局と呼ばれる組織による審査を通過しなければなりません。SSL証明書は、ホームページが安心である証なのです。


4. SSL対応をするには?

SSL対応の方法は、ご契約のウェブサーバーによって異なります。
ほとんどの方は、レンタルサーバーをご利用かと思います。サーバー会社によって、取得・設定できるSSLサーバー証明書はさまざまです。暗号化のレベルや、取得までにかかる時間、費用も異なります。まずは、サーバー会社に問合せ、自分のホームページにはどんなサービスが利用できるのか、お問合せいただいてはいかがでしょう。

残念ながら、サーバー会社のホームページに掲載されている、SSL証明書に関する説明は、少々専門的で、初めての方には判りにくいものです。また、SSL証明書取得を申し込んだ後も、設定が必要だったり、場合によっては各種入力フォームのプログラムを直す必要があったりします。
そうした作業を自力で行うことが難しい場合は、遠慮なく当社にご相談ください。


検索サイトのGoogleは、検索結果の順位を決める際に、SSL対応可否も考慮するようになりました。また企業によっては社内のパソコンからSSL非対応のホームページで情報を入力・送信することを禁じているケースも珍しくありません。

以前から暗号化のためにお問い合わせフォームや会員専用ページなどの一部のページでSSLを導入されていたお客様も、信頼性を高めることにつながるため、ホームページ全体をSSL対応にすることをお勧めします。


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